GOING STEADY
若者たち
日本!! 日本!! 日本!!
パンクロックを聴いた 世界が真っぷたつに軋んだ
原爆か 水爆か チンポコを掻きむしった
降り積もる雪は世界をまっちろけに染めて
明日はもう二度とやって来ないと思った
少年よナイフを握れ 心の闇を切り裂いて
死にてえ奴は 茜色の空を見なよ
おんなじ誰かも おんなじ空を見てる
少年よナイフを握れ 心の闇を切り裂いて
この時代にこの国に生まれ落ちた俺達
光溢れ 涙ふいて
最後笑って死ねる そんな歌が歌いたいだけさ
サァ タマシイヲ ツカマエルンダ
ぶっ殺してくれ 俺ん中のバケモノを
ぶっ殺してくれ 俺ん中のバケモノを
おてんと様 おてんと様
日本!! 日本!! 日本!! 日本!!!
少年よナイフを握れ 未来さえ切り開いて
この時代にこの国に生れ落ちた俺達
光溢れ 涙ふいて
最後笑って死ねる そんな歌が歌いたいだけさ
サァ タマシイヲ ツカマエルンダ
若者たちよ 暮れなずむ町に
歌え 歌え 歌え
最初に知ったときはこんな世界観があるんだって思った
今までは学校の音楽の授業で聞いたり歌ったりする音楽みたいに
なんだかお行儀がいいというかなんというか
当時中学生だったジャガイモ頭には
ハイロウズは理解できなかったし
Hi-Standardとか英語でわからなかったし。
GOING…なに?スタディ?読めん。
とか思ったけど
なんか気になった。
うちの近くの新星堂で。
日本語で叫んでくれるってすごい。
お上品な音楽じゃない…!って衝撃を受けたのを覚えてる。
音楽ってきれいな声で音階を外さないように丁寧に歌うもんだと思ってたのが
全部ぶっ壊された。
脚を骨折して
先輩に理不尽なこと言われて
野球部をやめて
そこから何日かした後に聴いた。
高校生には刺激的過ぎた。
あ、オレ今壊された。もう元には戻れないって思った。
それくらい衝撃を受けた。
あの曲のベースラインがさーとか
あのリフはもっとこう…
じゃなくて
そんなのは本当にどうでもよくて
CDをプレーヤーに入れて
再生ボタン押して
出てきた音というか
パワーの集合体みたいなのが
わけわかんなかったけどとにかくすごいとしか思えなかった。
こんな感じの音楽を一生聴いて大人になるんだろうなって思ってたら
本当にそうなってしまった。
入口って大切。
パンクロックって言うんだ。
すっげえ。