THE BLUE HEARTS/少年の詩
パパ、ママ お早うございます
今日は何から始めよう
テーブルの上のミルクこぼしたら
ママの声が聞こえてくるかな
1、2、3、4 5つ数えて
バスケットシューズがはけたよ
ドアをあけても 何も見つからない
そこから遠くを ながめてるだけじゃ
別にグレてる訳じゃないんだ
ただこのままじゃいけないってことに 気付いただけさ
そしてナイフを持って立ってた
そしてナイフを持って立ってた
そしてナイフを持って立ってた
僕やっぱりゆうきが足りない
「I LOVE YOU 」が言えない
言葉はいつでもクソッタレだけど
僕だってちゃんと考えてるんだ
どうにもならない事なんて
どうにでもになっていい事
先生たちは僕を 不安にするけど
それほど大切な言葉はなかった
誰の事も恨んじゃいないよ
ただ大人たちにほめられるような バカにはなりたくない
そしてナイフを持って立ってた
そしてナイフを持って立ってた
そしてナイフを持って立ってた
ナイフを持って立ってた
少年の声は風に消されても ラララ…間違っちゃいない
そしてナイフを持って立ってた
そしてナイフを持って立ってた
そしてナイフを持って立ってた
そして!
いろんな事が 思い通りに なったら いいのになあ
この曲に出会ってから
なんか変わった。
聴く前と聴いた後じゃ何かが違ったのをよく覚えてる。
そんな高校2年のある日。
別にグレたり
不良になりたかったわけではない。
それがかっこいいって思ってたわけでもない。
高校2年から見た大人
親、先生たち
周りの仲がいい友達
仲は良くも悪くもないクラスメイト
暇だから何となくつるんでる同年代
嫌われないように
似たようなことして、人と違わないように。
このままじゃいけないってどっかで思ってた。
今だったらわかるよ。
それまではいいと思ってたけど
違ったんだな。
人に言われて行動するのと
自分で意欲をもって行動する
例えば漢字を覚える
例えば英単語を覚える
同じことを人に言われてやることと
自分の意志でやることにこんなに違いがあるなんて
割と最近知った。
人にもよるだろうけど
高校2年の自分は
だから閉塞感がすごかったんだな。
その時思ってた閉塞感って
多分中学生の時からで
30歳過ぎるくらいまであったんじゃないだろうか?
ちゃんと覚えてないし
今はそんなことないの?
と聞かれたら
中学の頃よりはましだけど
完全にクリアになったとは言えないと思う。
まだ、違和感はなくなっちゃいない。
違和感の正体がわからない以上
自分で探すしかないんだろう。
自分の違和感は
看板立てて「あなたの違和感はこれです!」って教えてくれない。
ガイドさんみたいな人が旗を振って
「あなたのやりたいこと、居場所はここです!」って言ってくれない。
自分の機嫌は自分でとるんだ
今日のご機嫌いかが?
なんて聞いてくれない。
自分で意思をもってやるんだ。
やらなきゃならないことを。
そうすればきっと
うまくいくんじゃないかな。